ブラック珈琲に甘い砂糖を【完結】

作者夢香

遠恋中の彼氏とすれ違う日々の中、同じビルのカフェで働く年下の男の子と出会う。可愛くて、甘え上手なのに、時折見せる顔はとても男らしい。そんな年下男子に、まんまと翻弄されてしまうー。


年下の君は、砂糖のように甘い。


「葉月さんの方が可愛いですよ」



気付けばいつも、君のペースで。


「意識しちゃいました?」



激しく、鼓動を乱されていく。


「覚悟してください」



もう、後戻りなんてできない。


「少しは、俺のこと好きになりました?」



…はい、君に夢中です。




2020.7.26〜2020.9.11