物語全体あらすじ
国中で誰も名が知る風流書生、侯府の長子・
同じく出色な容姿を持っていた妹・侯
しかしこの件は太后からの旨意、例え諸公の中での侯司徒府でも逆らう事ができない。
睿晏はどんな手段を使っても妹が選ばれる事を阻止しようと決心した。
どうして彼はここまで、第三皇子を嫌がっていたでしょう?
理由は第三皇子若き年頃で将軍を務め、いくつの戦場で外敵を撃退した国の英雄ではあるが、暴虐残酷な男でもある。噂は捕虜の血を吸い、軍紀を守らぬ者の肉を食い、とんでもない冷血将軍だ。
西の辺境にいる時も、軍隊の友人から良いと言える評価が聞くことが少ない。
皇子が妃候補達とお見合いする宴・『
その者が趙凌と知ったのは、睿晏が彼と共に暗殺者を撃退し宴が幕を閉めた翌日、第一妃候補と選ばれた聖旨が家に届いたの話でした。
結婚は決して無理なこと、どうしたら拒絶できるのか――やはり女装して明かすしかないと聖旨と共に届いた第三皇子のデートの誘いに乗り、睿晏は恥を捨てる事に覚悟した。
だが約束の場にいるのは第三皇子ではなく、第一皇子の
趙淮との会話で悪意を感じた睿晏、関わる事を避けるか相手の目的を探るか悩んでいた時、趙凌が現れた。
趙淮から離れ、なんだか女装を明かした睿晏は、趙凌はとっくに知ったという事で一安心した。しかし戸惑う事もあった、前回と今回趙凌の品性は噂と違った感じをしただから。
なぜあんな噂が流れていた?嘘をつかない友人からの情報もどういう事?
女装を明かせた後、次に睿晏を待っていたのは趙凌の副官となる遷調令だ。
そこに衝撃な真実が待っていた事も知らず、彼は趙凌のそばへ向かう。