夏休みに入って二週間ほどたったある日、突然親友の夕璃(ゆうり)の死を知らされる菜々(なな)。
菜々宛の遺書は「〝信頼のうえにある大好きな彼〟に託した本心の手紙を読んでほしい」というものだった。
遺された〝本心の手紙〟を探すため、もうひとりの親友のスミレ、夕璃の幼なじみの鉄平 (てっぺい)、鉄平の親…