二十三歳の冬、真白(ましろ)は大学時代から付き合っていた恋人に捨てられた。その悲しみを酒で癒すために訪れたバーで、真白はジェフという名のバーテンダーに出会う。日本人ではない、ましてや歳は親子ほど離れたアラフィフ。しかしジェフの優しさに触れたことで、真白は傷心から一晩の過ちを犯してしまうのだった。

二十三歳の冬、藤原 真白(ふじわら ましろ)は、大学時代から付き合っていた恋人に捨てられた。

その悲しみを酒で癒すために訪れた、巷で話題のワンショットバー「アヴァロン」にて、真白はジェフという名の壮年のバーテンダーと出会う。

ワンショットバーの入店が初めてだった真白は、ジェフの穏やかな会話を楽しみながら酒を楽しむものの、キャパシティを超えた結果酔いつぶれてしまい、ジェフと一晩の過ちを起こしてしまうのだった。


その後の再会は、三か月後。図らずも会社の新人歓迎会の二次会会場となった「アヴァロン」にて、真白はジェフと再会する。

しかし顔を会わせたジェフはこちらを気にする様子は一切見せず、体を重ねた日からもやもやとし続けていた真白は、その日もまた酒に酔いつぶれてしまう。そうして真白は一度目と同じく店の裏でジェフに介抱を受けながら二度目を迫り、今度は”過ち”ではなく、”恋人”として体を重ねるのだった。


その後交際がスタートするが、ジェフは真白と年が近い見習いのバーテンダー・龍との間を取り持とうとしたりと、本当に自分のことが好きなのか分からない態度をとり続けていた。そうしてジェフとの関係に揺れる仲、真白は職場にて、イギリスへの海外転勤の推薦を上司から勧められる。

ジェフの故郷でもあるイギリスに対して興味はあるものの、遠距離になってしまうことに悩む真白。そこでジェフに相談するも、ジェフはあっさりと「行ってきたらいい」と真白に言うのだった。


好きなのは、私だけ? 世の中の酸いも甘いも噛み分けたアラフィフバーテンダーと、恋に仕事に全力投球な年下社会人が織りなす、ワンナイトラブから始まるちょっぴりオトナな物語です。