神社を手伝う素朴な少年・角馬 翔は犬江権八という男と出会い、つるの学び舎へ入ることになる。
学び舎で待っていたのは周りから除け者扱いされる少年3人。
少女のような見た目の渡貫三郎、数学の天才と自負する野木顕、文豪を夢みる赤牛まさ。
翔は仲間たちと沢山の苦難を乗り越え、自分と向き合い成長していく。

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物語全体のあらすじ


タカノ2年12月25日 ツルノ国を治めていた女武将の城が燃やされ、統一に向かっていた人々は、再び戦の時代へと進んでしまう。


白樺山で神社を手伝う角馬 翔かくま しょうはある日、ネズミのお面を被った男に拐われる。

なんとか逃げ出した翔は、山小屋へ逃げ込みそこで犬江権八いぬえごんぱちという男と出会った。権八ごんぱちから娘のやえの見張り役を頼まれ、翔はやえと共に、つるの学び舎・武道舎の入舎試験に挑むことに。


入舎試験は生徒のランク付けが目的であり、翔の結果は不成績。落ちこぼれが集まる寮部屋『猫ノ部屋』へ入ることになる。

そこで待っていたのは周りから除け者扱いされる少年3人。

少女のような見た目の渡貫三郎わたぬきさぶろう、数学の天才と自負する野木顕のぎけん、文豪を夢みる赤牛あかうしまさ。

翔は生徒たちの苦悩や葛藤に触れ、共に成長し、確かな友情を築いていく。


その頃、近くの町々では子供の神隠しが相次ぎ、何でも屋の権八の元へ子供探しの依頼が来た。翔たちは権八と共に子供を探しに雲津くもず湖へ行くが、そこで見つけたのは串刺しになったたくさんの小さな服。

神隠しの裏に隠された真実とは…