物語全体のあらすじ
スポーツ雑誌編集者の柏原ユキは、バスケの担当になり、取材で初恋相手の早乙女俊に再会する。そして、俊の親友の晶に結婚式に招待されて、行くことになる。
二次会で酔ったユキは俊に家まで送ってもらうも、家に貼ってある俊のポスターがバレてしまう。
中学のころ担任にわいせつ行為をされたり、痴漢によく遭っていたユキは、それがトラウマになっていて、高校では男子に距離を置いていた。しかし、痴漢を助けた俊に惚れて、クラスが同じになると仲良くなったが、高2の修学旅行で俊とさやかの性行為を見てしまい、気まずくなってしまう。
修学旅行の後、俊を避けてしまったことを後悔している。
一方、俊はバスケ試合を機にユキに対して特別な感情を持つようになったが、ユキが男性に苦手意識を持っていることに気づき、友達対応を変えず、ユキと一線を引いて接していた。
しかし、修学旅行で、さやかに誘われて我慢が爆発してしまう。
その後、ユキが女子風呂で襲われたと思い、その犯人である男子たちに対して怒りを抑えられなくなってしまう。
結婚式の後、同級生の6人で旅行に行くことになる。
ユキは同級生の有島に弱みを握られて、有島はユキに対して近づいて行く。
さやかは相変わらず、俊を誘惑しようとする。
6人で旅行を楽しみ、部屋でユキとさやかは本音をぶつけ合う。
部屋では俊も有島に煽られていた。
帰り際、俊がユキを誘い、車に連れ出し、チームが優勝したら付き合ってほしいと告白をする。
一方さやかは、高校のころ有島に弱みを握られ、おもちゃのように扱われていた。
大学のミスコンで優勝し、アナウンサーになろうとしたが、過去の悪行が広まり、不採用になり、水商売の世界に入る。
水商売でも噂が広まり女性同士でトラブルを起こし、性風俗の世界に入る。
そこでストレスで太ったさやかの元に有島が現れる。
そして、有島は同居を提案する。
6人の旅行の後、ユキから話を聞いて吹っ切れたさやかはソウタという看護師と付き合うことになり、有島の家を出る決断をする。
有島は小学生のころからさやかのことが好きだった。
感情や共感能力が欠けていた有島はさやかと接することで、それらを取り戻していった。
しかし、中学でさやかと関係を持ってから、自分はさやかの何者でもないということに気づき、高飛車なさやかを支配したいという感情に駆られる。
高校で弱みを握ると、さやかをおもちゃのように扱う。
研修医になって、さやかに再会すると、さやかへの庇護欲が芽生えるも、嫉妬にかられてまたさやかを縛り付けてしまう。