物語のあらすじ
玲子、桜、あやめは大学のサークルで知り合った友人。学部も性格も血液型も何もかも違ったが馬が合い、卒業後も年に1、2回、一緒に旅行をするなど仲がいい。
しかし、玲子は結婚後も仕事に生き、子なし。桜は結婚するが子供を持つ前に離婚。あやめは結婚後、すぐに出産。3人は生きる道が大きく違っていき、桜が離婚をして大変だからという理由で今年の旅行は見送られた。
そんな年のGW、卒業から5年ということでサークルの同窓会が開かれることになった。3人は写真部に所属しており、昔撮った写真と、カメラを持って集まることに。他の同級生にも久しぶりに会い、同窓会の間、3人はあまり会話をしないまま同窓会は終わってしまう。
その後、二次会には参加せず、3人でカメラを持って大学の校内をぶらつく。3人で一緒に撮った写真は意外にも1枚しかなく、その場所へ行こうと玲子が提案。その場所で、昔と同じように、桜が持参したカメラで写真を撮る。すると、真っ白な光に包まれ、3人は大学生時代にタイムスリップしてしまった。
3人は戸惑うが、できるだけ過去と同じように行動して、未来が変わらないようにしようとあやめが提案する。最初のうちは大学時代を再度経験できる楽しさもあり、うまくいっていたが、そのうち、桜が昔とは違う行動をとるようになっていく。
あやめは、自分の子供にもう一度会いたいから、過去を変えたくない。
桜は、人生をやり直したいから同じようには行動したくない。
2人の思いを知っている玲子は、自分はどうすべきかを決めかねていた。