田舎で退屈な日々を過ごす中1のバレー部員らは、ある日川で水死体を見つける。
その日から彼らの生活は大きく変わった。

物語全体のあらすじ

 


 2010年7月21日、田舎で退屈な日常を送ってきた中1のバレー部員ら5人は、半ば秘密基地と化した川辺で水死体を見つける。

死体は高そうなアクセサリーを身につけており、部員らは我先にと手を伸ばした。無理矢理取ろうとすると身体が崩れてしまう。やがて身体のパーツに価値を見いだした彼らは土左衛門をバラバラにして持ち帰った。


 翌月の21日、部員の1人が事故で亡くなった。遺族が部屋を片付けてパーツが見つかってしまうのではと考えた部員らは部屋の捜索に出たが見つからず。この日から彼らは段々と疎遠になり出す。


 時が進んで卒業式。4人はそれぞれ違う道に進んだ。


 4人の内の1人、相原は成人式を期に地元に帰った。そこで2人が死んだ事を知る。さらに日付が両者ともに21日だった。同じく生き残っていた大澤と再会し、死因を聞いた上で21日に備える生活を始めた。


 身体を鍛え、21日は部屋に閉じ籠もり外に出ない。部屋の中でも死因になりそうなものは全て排除した。しかし偶然なのだろうか、21日に重大な予定が次々入り、部屋から出なかったせいで就職に失敗。フリーター生活を始める。


 とある21日、通話中だった大澤が心臓発作で死んだ。今までの努力は無駄だったと悟った相原は外に出ていく。