物語全体のあらすじ


幼馴染みのメグ・コウ・アンの3人は、学校を卒業後、それぞれ自分たちの道を進むことになった。仕事にある程度のやりがいを感じつつも、どこか満たされない日々を送っていたコウとアンに対し、メグはある日、酒場を立ち上げることを二人に提案する。戸惑う二人であったが、最終的には酒場を始めることを決断。3人は自分たちの酒場「ひみつきち」を営業することになった。


「ひみつきち」には毎日魔物討伐で疲れた戦士たちや、愚痴をこぼす魔法使い、時には怪しい生き物も訪れる。そうした客たちに「最高の一杯」を提供することで、彼らの世界を変える。そんな日々に、やりがいを感じる3人。


だが、全てが順調に行くわけではない。ひょんなことから、酒場の近くにライバル店が開店することが明らかになる。ライバルは、メグの旧友でもあった。ライバル店の存在により、酒場「ひみつきち」存続の危機が訪れる…かと思いきや、予想と反して客足は減らず。窮地に陥っていたのは、開店して間もないライバル店の方であった。


ビジネス上でのライバルとはいえ、かつての友人を放っておけないメグは、ライバルに協力することに。最初は渋っていたアンとコウも、メグの姿を見て協力。ライバル店も無事、軌道に乗ることとなった。


その後もメグ・コウ・アンの3人やライバル店の店主ユマ、常連の戦士や魔法使いをはじめ、酒場「ひみつきち」を通じて生まれた関係を中心に、アルバイトを雇ったり、時には新商品に使う食材探しの旅に出たり…、様々な出来事が起こるのだった。


酒場経営も軌道に乗り、すっかり町の名物店となった「ひみつきち」だったが、町の周辺に魔物が増えてきたことから、酒場存続の危機に陥ることとなる。町の人の中には避難を始めるものも。客足は日に日に減っていくが、一方で現場で働く人々にとって「ひみつきち」は唯一の癒しとして、ますます重要な立場になっていく。


それでも魔物の侵攻は続き、いよいよ「ひみつきち」は決断を迫られるが、3人は悩んだ末、町を救うことを決意する。