その指先は不屈【完】

作者雪風

「出来るだけ恋人らしく振舞ってくれ」

一人飲みする私に声をかけたのは初めて会った見知らぬ男。

この想いは不純だ。






「俺以外の男には抱かせない」




嘘くさい唇から紡がれる言葉を

信じてみたくなった