売春でその日暮らしをしている真帆が夜の公園で出会ったのは、12歳の少年。「ひと晩、いくらですか」不思議な話をする少年と、ひたすら北へ旅をする。果てしない深淵を求めて――。
それは、青い――果てしなく深い、透明な青の世界。
鮮やかすぎる、青の深淵――。