エリートなのに融通が効かなさすぎて、大企業を解雇された引間照は、ふと気づくとよくわからない面接を受けていた。
「では貴方は採用ということで」
「はあ」
「この駄菓子屋の仕入れを担当してもらいますね」
「はあ?」
狐耳がついた店主「稲穂」は理不尽に彼を雇用する。
稲穂が営んでいる駄菓子屋は、人ならざ…