生田先輩から着信がありました。

作者稲葉 結

仕事に疲れ全てが嫌になった時、頭に浮かんだのは彼だった。兄妹のように仲が良かった2人。けれど彼にはいつも女の影が付きまとう。これ以上踏み込んじゃいけない。それが正しい選択なんだ。分かってたはずなのに、なんで自覚してしまったんだろう。








「玲奈が大切に決まってるだろ」

「これから行く場所は?」

「ん?セフレのとこ」



いつまでも平行線の2人。

きっと交わることはないんだろう。