砂漠の真ん中にありながら、水が枯れることなく湧き出る奇跡のような町があった。

水神に仕える巫女と、彼女に懸想する傭兵。
それぞれの思惑が絡めば、均衡は呆気なく崩れる。
陰鬱で、陰惨で、破滅的な、恋とも呼べぬ恋。
その結末は。

※ムーンライトノベルズさんに掲載している作品を修正のうえ投稿しました。