人を堕落させる悪魔は、美しくも恐ろしい存在だ。
人の夢に現れ、至上の快楽を与える代わりに、人を狂わせ溺れさせるという。

ある日、私の夢に現れたのは……気弱で優しい、幼馴染のルウだった。
彼は見たこともない妖艶な表情で、私に甘く囁きかける。

『いつもみたいに、気持ちよくなろう?』