都筑有来(つづきゆき)と羽野慧(はねのけい)。二人の恋心の間には「小さな姫君」がいた。有来は姫君を大切にし、慧を慕い、その間で葛藤する。有来の友人、樹沙矢(いつきさや)が有来を支え導く。淡い恋心が確かなものに変わった時、有来の心はどう動くのか。