連休中のある朝、地元民しか居ないはずの住宅地の一角で、高校時代の男友だちとバッタリ再会した。
たぶん、世界一平凡な友だち関係だった
「変わったね、早瀬」
「そうだね」
たった3年会わないだけで
何もかもが、180度変わってく
*
「遅いよ」
私たちの青春はすべて
あの頃に投げ打ってきたはずだった