マグカップをさがす僕の手を、やさしく君が導く。
ただそれだけで、僕は世界一しあわせな恋人でいられた。
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※この物語はフィクションです。作中に登場する人物や団体は実在しません。
※表紙の画像は友人M.H様から頂いたものを、本人の許可を得て使用しています。
※作中の画像は、フリー画像のフォトACから選んだものを使用しています。
《補足》
この物語はフィクションではありますが、一部、自らの実体験を
エピソードに盛り込んでいます。いまは縁が途絶えてしまいましたが、
網膜色素変性症の患者さんから聞いたお話、障がい者手帳こそ持って
いませんが、わたし自身が生まれつき片耳難聴であるということ、
全盲の叔母が身近にいたこと。
これら3つの要素から、この物語の構想に至りました。参考までに、ここに記載させていただきます。
《参考文献・資料》
・こころの耳---伝えたい。だからあきらめない。=早瀬 久美:講談社
・与えられたこの道で---聴覚障害者として私が生きた日々=若林静子:吉備人出版
・難病情報センター https://www.nanbyou.or.jp/entry/196
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