狼男と男の子

ストーリー概要および物語の設定

　妖が人間に混じってひっそりと暮らす世界。

　満月の夜、狼男のサクは捨てられた小さな人間の男の子を拾う。気まぐれで連れ帰ったものの、人の子なんてどう育てるかわからない。もう一度捨てるわけにもいかず、同居人の猫娘・ヤサキや大木の妖・ハビスとともに、子育てをすることになる。

　一方、ヤサキとハビスは、普段感情や優しさの見えないサクの今回の行動に驚いていた。

　ツキと名付けた男の子の成長を見て、サクは少しずつ変わっていく。ツキもまた、サクに懐いていく。しかし、ツキを大事に思うにつれて、サクはこの奇妙な共存生活に悩むようになるのだった。

元小説の作品URL

この作品は「鏡花水月」をコミック原作化したものです。

https://maho.jp/works/16743963567765205296