※短編小説の「ワケあり専務の専属秘書にさせられた件。愛のお灸を据えてあげます。」をシナリオ用に加筆修正しました。新エピソードを追加しています。
黒王子こと俺様でスパダリの和泉商事の和泉専務は、今日も女性社員に囲まれて眉間に皺を寄せている。
女性社員を追い払う役目は会社一地味で分厚い眼鏡をかけている篠田美琴が専属秘書として担っているが、美琴が秘書をしているのには深いワケがあった。
あるクリスマスシーズンの夜、美琴はラグジュアリーなホテルのエントランスで痴話喧嘩をしているカップルを目撃する。黒王子だった。黒王子は注目のエリートでスパダリにも関わらず独身を貫いている。なぜなら女性と『行為』をすることができない深刻な事情があったから。それを打ち明けられた美琴は、実家が鍼灸治療院であったため小さいころから覚えたツボの技術を活かし、黒王子にマッサージをしていく事となる。
眼鏡を取った美琴が黒王子のドストライクであった事、密室でのマッサージなどの雰囲気も手伝い、美琴と黒王子は一線を越えてしまう。
しかし、その関係は美琴を悩まし、自分はセフレで都合のいい女でしかないと考える。黒王子からは好きとか付き合おうとか2人の関係について一切何も言われていないから。
ここから美琴が最後の反撃として愛のお灸を据え、
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