都で暮らす歌野は、街で舞を踊って生計を立てていた。同じ舞を踊っている鉄とは、将来を約束した仲だ。ある日、東宮(皇太子)に招かれ、二人は宮城で舞を踊る。そこで直に話した東宮と歌野は、身分の差を超えて、惹かれ合う。
illustration by 佐々木よもぎさん