◆ストーリー概要及び物語の設定
人間が両性生殖できるようになってかなり長い年月が経った。
少子高齢化を危ぶんだ政府が同性婚や男性出産を推奨したことを皮切りに、現在日本では同性婚が約半数を占めている。
主人公の律は、幼いころに川でおぼれたのを助けてくれた8歳年上の悠真に片想い中。
周囲にも悠真本人にもバレバレな片想いだが、気持ちを伝えられないまま10年以上の年月が過ぎようとしていた。
そんな時、ひょんなことから悠真と婚約する機会を得た律。
しかし結婚するにあたって「1年以内に律と悠真が両想いになること」という条件を悠真から提示される。
律は悠真を射止めるため、あの手この手でアピールをするものの、全て空回り。
一方悠真は、そんな不器用な律を愛しいと思う反面、これまでに経験したことのない感情を抱くようになる。
それは明らかに「恋心」や「嫉妬」にあたる感情だったが、悠真自身はそれに気づかない。
自分をコントロールできないことに焦りを感じた悠真は、無意識に律に対して冷たい態度を取ってしまう。
悠真に嫌われたと勘違いした律が「婚約を解消する」と告げ…!?
ほだされ年上攻め×拗らせ片想い年下受けの、あっちが立てばこっちが立たずな焦れったい恋が始まる。