葵は不仲な両親のもとで育った。
父は家庭に無関心で、子育ては母と母方の祖父母に任せきり。
そんな父に愛想を尽かす母は、口を開けば父への不満ばかり吐いた。
葵は幼いながらも「私がママを守らなくては」と、父に対し敵対心を持つようになる。
同時に「自分は絶対に幸せな結婚をしたい」と強く願っていた。
歪んだ家庭で育った葵は母と祖父母に甘やかされて育つ。
プライドばかり高い空気の読めない中学生となった葵は、いじめを受けるようになる。
これをきっかけに他人を信用できなくなり、上辺の付き合いだけは上手くなっていくが、「人を好きになる」という感情は欠如していった。
東京の大学に進学した葵は「幸せな結婚ができる相手」を探すため、モテる自分を作り上げる。
しかし様々な男と関係を持つにつれ、相手を弄び傷つけることに喜びを感じ始める。
いつしか「幸せな結婚ができる相手」を見つけることよりも、男を弄ぶことに重きを置くようになった葵。
社会人になるころには、とうとう5股をかける最低の女となっていた。
ところが、5股をかけていた男のうちの一人、祐輔と結婚することになる。
祐輔となら幸せな結婚ができると信じていた葵だったが、上辺の付き合いしかしてこなかった彼女は、次第に祐輔と上手くコミュニケーションが取れなくなっていく。
お互いにすれ違っていく葵と祐輔。
そしてある日、葵が仕事から帰宅すると、祐輔の荷物がすべて無くなっていたのだった。
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