葵は不仲な両親のもとで育った。
父は家庭に無関心で、子育ては母と母方の祖父母に任せきり。

そんな父に愛想を尽かす母は、口を開けば父への不満ばかり吐いた。
葵は幼いながらも「私がママを守らなくては」と、父に対し敵対心を持つようになる。
同時に「自分は絶対に幸せな結婚をしたい」と強く願っていた。

◆ストーリー概要及び物語の設定


家庭を顧みないモラハラ気質の父と、愛情深くも自分勝手な母の元に育った葵。

母と母方の祖父母の愛情を受け成長していくが、常に心が満たされないでいる。

この虚しさは、全て父と母の不仲によるものだと結論付けた葵は、「幸せな結婚」に固執していく。


大学生となり東京で一人暮らしを始めたことをきっかけに、葵は「幸せな結婚が出来そうな男」を探すため、男漁りを始めた。

様々な男と関係を持つうちに、葵は男を弄ぶようになる。そうすることで自分を傷つけた父に復讐できたような気持ちになる葵。

その内、「幸せな結婚」よりも男を傷つけることに快感を覚えるようになっていく。


とうとう5股までやってのけるようになった葵だが、その後結婚をすることになる祐輔と出会う。

果たして葵は自分が望む「幸せな結婚」を手に入れることができるのか。


夫婦仲の悪い両親に育てられた葵が「幸せな結婚をする」という夢を叶えるノンフィクションストーリー。