孤高の勇者は最弱魔王を守りたい(コミック原作)

作者宇佐美ぱすた

 50年前に由緒正しき魔王ゴアがイデカエによって殺されました。
 魔王の死後、その地位を継いだのは息子のロッズです。

 しかし彼は、魔王としてはあまりにも力不足でした。
 先代と比べて見る影もない彼の元からは配下の魔物たちも離れていき、今となってはひとりぼっちの魔王として君臨しています。

 と…

ストーリー概要および物語の設定

 勇者アルサードは魔王城で魔王ロッズと出会います。

 ロッズは無限の生命を持ってはいるものの魔王としてはあまりにも非力で、人間から何度も殺され続けているようでした。

 このような状況では配下の魔物たちも離れ、ロッズは魔王城にひとりぼっちの状態でした、

 実はアルサードも魔王討伐のためにやってきたのですが、ロッズに対する情が沸いてしまい剣を振るうことができません。

 そして更には何度も魔王城を訪れ陰に陽に彼を守るようになってしまいます。


 アルサードのお陰でロッズの魔王としての威厳も回復していき、魔物たちも徐々に魔王城へ戻り始めます。

 ふたりにとってそれは悪くない日々でありましたが、力をつけていく魔王城を人間たちは看過できませんでした。

 やがて王国と本格的に対立することになるアルサードとロッズ。


 王国は遂に先鋭の騎士団を擁して魔王ロッズの息の根を止めることを決意します。

 これまでの茶番のような攻撃とはわけが違います。

 アルサードとロッズは、果たしてこれにどう対応するのでしょうか。