彼女は特殊なお食事係。〜旦那さまはメイドに命と胃袋を握られています〜

作者東川 カンナ

「旦那さま、美味しいって最高でしょう?」

人里離れたお屋敷からは、今日も食欲をそそる匂いが漂ってくる。

そんな屋敷で毎日のように繰り広げられるは、彼女の作る食事からしか栄養を摂取できない旦那さま・グレンヴィルと、そんな旦那さま好き好き、料理よりむしろ自分を食べてほしいメイド・リリエルの恋の攻防…