ある出来事をきっかけに人を信じることができなくなり、人と関わることを避けるようになった少年、隆。


高校に入学した彼が従妹、千夏に強引に入らされた軽音楽部。

そこで彼を待っていたのは

明るくて活発な女の子、椿と物腰柔らかな男子、勇也。


椿や勇也、そして千夏の温かさに触れ、凍てついた隆の心が少しずつ溶けていく。


ようやく見つけられた信頼できる「仲間」。

再び人と関わるようになった隆は、みんなそれぞれ少なからず傷を持っていてそれでも強く生きていることを知っていく。


少しずつ仲間と共に前へ歩き始めたところに、立ち塞がる大きな試練。


仲間のために、大切な人のために、できることはなんだろう。

大切にするってどういうことだろう。


悩み、苦しみ、時には衝突しつつも力を合わせて乗り越えていく青春物語