エオリアンハープから始まった夏、そして、それは未来への足音だった

作者mako

中学3年生の佐藤奏は、音楽室でピアノを弾いている少女に出会う。でも彼女はほとんど学校に来ていないために誰も彼女のことを知らない。そんな時、奏は秋にある合唱コンクールの伴奏者を決める話し合いで、成り行きからその彼女を指名してしまった。そしてなぜか彼女は伴奏を引き受け、同時に奏は指揮者になった。
奏と…

子どもの世界は単純で純粋、大人の世界は豊かだけど冷たい

誰もが彩り豊かで、楽しく、自由な生活を望み、それを実現させる努力もする。でも、そうさせない壁に突き当たるのも現実だ。

夢と現実のはざまで、中学生は悩み、傷つきながら未来に向かおうとする