いつか、かぐや姫のお母さんだった話をしましょうか

作者相内充希

絶対に自分の記憶を消さないことを条件に、「何か(異世界人?)」から託された赤ん坊を大人になるまで育てることを引き受けた忍。「何か」の言う大人の定義が曖昧だったことをいいことに、日本では二十歳の誕生日と成人式の両方を迎えて初めて大人だと丸め込んだ。

あなたが旅立つその日まで、あなたは私の娘です。も…