ストーリーの概要および物語の設定

 10歳の頃に魔女の呪いで、男から女に性別を変えられてしまった主人公、御島凪。彼/彼女は体に気持ちが引っ張られながらも、どうにか男として意識を保ち続けていられているのはひとえに長年片思いをし続けている幼馴染、楠雫の存在があるからだった。どうにか彼女に振り向いてもらうため、まずは男に戻る方法を探し続けていたが、時間はあっという間に過ぎ去り、凪と雫は高校生になる。

 凪の体の変化に、このまま誤魔化し続けることは不可能だと考えた雫は、地元から離れた高校へ進学し、そこで「女」として生活を送ることを提案する。渋々ながらも、雫が一緒に進学することを条件に承諾した凪は地元を離れ、見幌高校へと進学。

 そこで凪は、自分を「女」として見て告白してくる、少年の武田勇士や、「女」と分かっていながら凪の本質的な「男」の部分に惚れてしまった少女、春野吹雪と出会う。

 女を求める勇士と、男を求める吹雪に翻弄されながら、凪は自らの運命を選択していく、青春ラブストーリー。