私は、あなたの声が好きでした。
あなたが、大好きでした。
けれど。
もう私には、あなたの声が美しく聞こえないのです。
側にいればいるほど、その事実が悲しくなるのです。
私はあなたの声が聞こえなくても当たり前の距離まで離れます。
失ったことを嘆くより、最初からないままの方が、私の心は守れると思いました。
なのに、どうしてですか?
なんであなたは、私の前から消えてはくれないのですか?
「俺が、君の耳になるから」
そうじゃない。
私が欲しいのは、それではないのです。
ただ、宝物を大事にしたいだけです。
離れることを許してください。
あなたのせいです。
あなたの側にいたから。
あなたに恋をしたから。
神様は私からあなたの声を奪ったのです。
これ以上、私から何も奪わないで。
私は私の中にいる
あなたの声だけで十分なのですから。
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2022年7月3日
2022年7月20日
2022年7月23日
2022年7月24日
学園LOVE1位ありがとうございます……!