【おまけ完結】十年越しの溺愛は、指先に甘い星を降らす

作者和泉杏咲

上司でもある婚約者と結婚指輪を買うために、表参道に行った美空。そこで、高校時代の初恋相手の理玖と再会をする。彼はジュエリー作家として活躍していた。そんな彼に美空は結婚指輪ではなく、自分のためのピンキーリングの製作を依頼することに決める。これからの人生を生きるためのお守りにするために。ところが、この…

私は、もうすぐ結婚をする。

職場で知り合った上司とのスピード婚。

ワケアリなので結婚式はナシ。

けれど、指輪だけは買おうと2人で決めた。


物が手に入りさえすれば、どこでもよかったのに。

どうして私達は、あの店に入ってしまったのだろう。

その店の名前は「Bella stella(ベラ ステラ)」

春の空色の壁の小さなお店にいたのは、私がずっと忘れられない人だった。


「君が、そんな結婚をするなんて、俺がこのまま許せると思う?」


お願い。

今、そんなことを言わないで。

決心が鈍ってしまうから。

私の人生は、あの人に捧げると決めてしまったのだから。


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東雲美空(28) 会社員


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如月理玖(28) 有名ジュエリー作家


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