先生、私に悪女を教えて 〜クズ共を地獄に堕とす禁断不倫を創る方法〜

作者和泉杏咲

「お前はただ、俺とお義父さんのための道具でいればいいんだ」

お見合い結婚して2年。
鈴野流花は、何のために自分が生きているのか分からなくなっていた。
大病院を経営している父親の長女として生まれた流花は、父親の権力のための道具としての生き方を強いられ続けてきた。
父親が後継者へと考えている年が離れ…


「好き……愛してる……愛してるの……」



「ああ……俺もだよ……流花……」




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 私は、本当の愛を彼に囁く。



 彼は、嘘の愛を私に注いでいく。






 彼は私に、優しい嘘を囁き続ける。


 私を、彼の道具にするために。


 でも、私はずっと誰かの道具だった。


 だからどうせ道具になるのなら。


 人生で1番の幸福をくれるこの人の道具になりたいと、女の本能が叫ぶ。





「流花、本当にいいんだな?」



「私もう、覚悟決めてるから」








「安心して、先生。私は先生のためだったら、悪女にだってなれるのよ」







これは禁断の愛から生まれた、禁断の復讐の物語……。



※テーマの都合上、R15描写が多めになります。苦手な方は回れ右していただけますと幸いです。