きみの笑顔は、季節外れの太陽のようで

作者みはし ゆず

幼馴染でクラスメイトでもある悠斗に片想いをしている真凜。
ある日、性格に難があるが、外見の良さで女子からの人気のクラスメイトの宮本くんとぶつかってしまい憎み合う仲に。

そんな中、悠斗から突然「俺、彼女できた」と言われて落ち込んでいると、
「……俺と付き合ってみる?」
傍で励ましてくれたのは、宮本…

出会いは最悪だった。


「俺はお前みたいな身勝手な女が一番嫌いやねん。一生近づくな」

「安心して。私、別にあなたのこと好きじゃないし、好きな人だっているから。

そもそも、あなたに興味すらないから」


苦手だった。

関わりたくなかった。


それなのに。


「……俺と付き合ってみる?」


失恋をした日、傍にいて私を慰めてくれたのは、あなただった。





私ね、あなたのことが好きだよ。


もしあなたに伝えたら、あなたは何と言うんだろう。