薫、千晴、真於の三人は、ある日を境に記憶を失っていた。

とある山合の道に倒れていた事、治療の跡だという項に残る異物。高校生になっても、自分達の本当の名前すら分からない。
それでも幸せな日々だった。けれど、三人の記憶が始まった日、近くに隕石が落ちたという真於の言葉から、三人は自分達にあの日何が起き…