ねこねこ死に戻り聖女は今度こそ、愛しい聖騎士様の殉死を回避したい!(それなのに、あなたはまた私に恋に落ちるというのですか?)

作者まえばる蒔乃

▶ストーリー概要および物語の設定


隣国魔法士による流星災害に日々脅かされるタリス王国。

主人公ルナの役目は聖女異能で落下する流星を空に放つことだったが、ある日、殉死必至の特大流星が降ってきた。ルナの身代わりに流星を跳ね除け死んだのは聖女護衛騎士のノヴェンティス(以下ノヴァ)。両片思い相手の死に絶望、ルナは自殺する。


その後なぜかルナは幼いノヴァの愛猫として12年前に死に戻ることに。ルナ(猫)はノヴァが聖女護衛騎士にならないよう、病弱なノヴァ妹を聖女異能で癒したり、魔法士の道に導いたり奮闘する。ノヴァは魔法士学部に進学するが、彼は交流パーティにてルナ(聖女)に出会って恋に落ち、二巡目でも聖女護衛騎士団に魔法士枠で入団してしまった。


このままでは彼は殉死不可避、ルナ(猫)の寿命もあと僅か。ルナはノヴァと別れ、隣国最強の客員魔法士ヒューズの飼い猫になる。そして大流星の日、魔法詠唱を妨害し、大流星を小さな流星に変える。


満足に猫の寿命を終えたルナは、気づけばノヴァの腕の中。二巡目のルナ(聖女)の意識と統合された。両思いになるも、ルナは身分を弁え、故郷の森で薬師としてひっそり暮らすことにする。しかしノヴァはルナを追いかけプロポーズした。