貧乏旅館の若女将の千里《ちさと》は、経営不振による借金で危機に陥っていた。
恋人だった瑞樹はライバル旅館の娘に奪われ、絶望の淵にいた時に黒羽《くろば》グループの御曹司、大翔《はると》に出会う。大翔のおかげで借金はなくなったが、お客はこず旅館の経営は火の車。
悩んでいた時に、最近泊りにやってくるお客…
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◆ストーリー概要および物語の設定
貧乏旅館の若女将の
恋人だった瑞樹はライバル旅館の娘に奪われ、絶望の淵にいた時に
大翔のおかげで借金はなくなったが、お客はこず旅館の経営は火の車。
悩んでいた時に、最近泊りにやってくるお客に尻尾が生えていたり、河童のように見えたりと様子がおかしいことに気付く。全員が大翔を慕ってやってきた部下だ。
疲れているのかと千里は思っていたが、露天風呂で大翔の背中に黒い翼が生えているのを見て、彼らが妖怪だと悟る。
大翔は千里が昔助けた子カラスで、妖怪の王である烏天狗の長だった。
大翔にプロポーズされたが、彼のことをあまり知らないため千里は「考えさせてほしい」と答える。
そんな時、役場の温泉特集に選ばれたら再起をはかれるかもしれないと思い、千里は奮闘する。
ある日、食材が荒らされる事件が起こったが、大翔や仲間達の機転でどうにかトラブルを乗り切る。
現場に残されていたイヤホンジャックによって、犯人は幼馴染の瑞樹と分かる。
じつは彼は烏天狗と敵対する
大翔の番である千里を利用しようと近付いたが、本気になりかけてしまい離れようとしたのだと。
千里の窮地を大翔が助け、幼馴染は捕らわれる。千里は大翔こそが自分の愛する人だと悟り、二人は結ばれるのだった。
◆元小説の作品
なし