その陰陽師、狐憑き?〜自称・陰陽師が、僕に勝手についてくる〜

作者星来香文子

狐と人間の間に生まれた美少年・葉月は、生まれつきの妖力により直接目を合わせてしまうと勝手に惚れられてしまう(特に男から)ため、人を誑かす化け物と呼ばれていた。ある日、一人前になるために妖怪退治に現れた自称陰陽師の麟太郎に理不尽にも命を狙われてしまう。しかし、麟太郎は妖力関係なしに葉月に惚れてしまい…

▶ストーリー概要および物語の設定


狐と人間の間に生まれた美少年・葉月は、生まれつきの妖力により直接目を合わせてしまうと勝手に惚れられてしまう(特に男から)ため、人を誑かす化け物と呼ばれていた。ある日、一人前になるために妖怪退治に現れた自称陰陽師の麟太郎に理不尽にも命を狙われてしまう。しかし、麟太郎は妖力関係なしに葉月に惚れてしまい、悪霊や悪い妖怪だけを退治することにする。どこかにそういう悪霊や妖怪はいないか聞かれ、もう二度と会うこともないだろうと強めの妖怪がいる廃校を教えるのだが、翌日、麟太郎が葉月の通う学校に転入してしまう。

しかも、妖怪退治を手伝えと無理やり連れて行かれ、ついでに交際も申し込まれる。

葉月は麟太郎と二度と関わりたくないと思うのだが、この町に玉藻前が息子を探しにきていると噂を聞き、もしかしたら、その玉藻前が自分の母かもしれないと思い始める。

葉月はちょっとアホで頼りない麟太郎の妖怪退治を手伝いながら、その真相に迫り、二人で町の平和を守っていく現代BL和風ファンタジーコメディ。