中二の春に、転入してきた先輩に一目惚れをした。ある事をきっかけに毎週水曜日、部活の終わりに一緒に帰る仲になれた。先輩に惹かれていくのは必然で、私はいつも偶然を装って先輩の元へ行く。
当たり前みたいに恋をした。
それがどうしようもなく嬉しかった。
「先輩、好きでした。」
先輩と歩く、1032mの道