好きな人の香りにまつわる思い出の話





[色は匂へど 散りぬるを]

意:香りよく美しく咲く花も、

いつかは儚く散ってしまう






「どうして私たち、

こんな話すようになったんだっけ?」

「お前が話しかけてくれたからだろ」

「そうだっけ?

ところで、私誕生日なんだけど」

「え、うん……おめでとう?」

「ジュース奢ってくれ」

「まじか」

「渋るなよ」




所詮、友達なんだから。