コンビニエンス・ラブストーリー【完】

作者小松さとみや

夜の十時から翌朝の五時までのシフトで入っているコンビニのアルバイト。毎朝五時、いつも同じ客が来店する。私のレジ打ちはその人の会計を最後にいつもバイトを上がり、奴はその買ったお茶を差し出す。
「鹿野ちゃんの締めは僕」言質取るためにボイスレコーダー買おうかな。





毎朝五時、僕は決まった曜日に

いつも同じ所に行く。


市販の缶コーヒー、けれど

君の手から受け取るから極上になる。


コンビニエンス・ラブストーリー



「早く帰れ」




温かい缶コーヒーも、

君の態度の冷たさと調和して

ちょうど良くなった。


「モノローグのつもり? 全部聞こえてんだよ」