イケメン王子たちは公務外につき今日も温泉に入浴中

作者逢谷巴

温泉が大好きで一人で温泉街に旅行するのが趣味な主人公・温森いずみは、週末、いつものようにとある温泉旅館を訪れていた。しかしそこの露天風呂で転倒。目が覚めるとそこは異世界だった。そこはなんとセノン島と呼ばれる温泉大国だったのだが、入ったものを1日で溶かすと恐れられている「呪いの泉」の生贄になるために…

▶ストーリー概要および物語の設定


温泉が大好きで一人で温泉街に旅行するのが趣味な主人公・温森いずみは、週末、いつものようにとある温泉旅館を訪れていた。しかしそこの露天風呂で転倒。目が覚めるとそこは異世界だった。そこはなんとセノン島と呼ばれる温泉大国だったのだが、入ったものを1日で溶かすと恐れられている「呪いの泉」の生贄になるために召喚されたのだった。いずみは檻に入れられて「呪いの泉」へ入れられてしまい、だんだんと意識が遠のいていった。目を覚ますとそこはセノン島の森にある木こりハウスだった。命が助かったと知って安堵したのも束の間、いずみは「呪いの泉」へ駆け出して、なんと再び入浴。なんとその泉はすでに入り心地抜群の温泉に変わっていたのだ。そのことを知った王家や国民から、いずみは泉女様と讃えられるようになる。しかし、そのいずみに対して第1王子だけは訝しげな目を向けていたのであった。温泉の効能が広まり始め、魔女とも呼ばれ始めていたいずみの元に第1王女のリーサが訪れる。リーサは長年アトピー性皮膚炎に悩まされており、温泉に入って効果が現れると、その話を聞いた第1王子にも認められ、晴れてこの島の住民として受け入れられるのであった。