ストーリー概要および物語の設定
高校一年の夏、
事態が呑み込めないまま「渚の恋人になるための条件」として「迷子になった彼女を見つける」ことを提示される。クラスで欠席しがちだった渚は、実は定期的に「行方不明」になっていたのだった。
しかし、渚は「この世とは違う世界」に迷い込む性質であった。その世界ではクラスメイトが全員、同じ仮面を身につけ、その中から「本物の渚」を見つけ出すことが条件だと告げられる。涼平は苦心するが、案内人役の悪魔が「イジワルな渚」が擬態した姿だと見破り、無事、彼女を見つけ出す。だが「恋人になるための条件」はこれだけではなかった。
「涼平は私のこと、見つけてくれる?」
無表情のまま渚はそう言ったが、涼平には確かに「イジワルな笑顔」に見えた。