大学生の啓介はバンド・クリシュナの大ファン。解散を知り、駅で事故にあい意識を失う。
気づくと事故の相手であるバンドのマネージャーに憑依、デビュー当時にタイムスリップしていた。「バンドの未来を知っているのは自分だけ。解散を阻止できるかも」と意気込む。

バンドメンバーの素の姿は、ファンが見ている物と…

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大学生の啓介は人気バンド「クリシュナ」の大ファン。

解散を知り呆然としている時、駅の階段から落下して男とぶつかり意識を失う。

気がつくと、ぶつかった男・梅津に憑依していた。

梅津はクリシュナのマネージャーで、憑依した啓介はなぜかデビュー当時の過去にタイムスリップしていた。

戸惑う啓介だが「バンドの未来を知っているのは自分だけ。解散を阻止できるかもしれない」と意気込む。


クリシュナの4人のメンバーは、素の姿はまったく違うものだった。

仲が悪いと噂のVo.とG.は明らかに両片思いの同性カップル。バンド1モテる王子様のB.は実は女の子で、リーダーのDr.とケンカばかりしている。

啓介は誰も知らないメンバーの事実を知るたび興奮するが、ファン心を必死に隠す。

メンバーから口説かれたり、嫉妬されたり、ケンカに巻き込まれたり、恋の相談をされたりと、啓介の萌え心は大忙し。


解散阻止のため啓介は、バンドの歴史を知っていることを隠したまま、なんとかターニングポイントとなる出来事へ誘導していく。

次第に「こういうクリシュナが見てみたかった」というファン心を優先してしまい、見た目より音楽を評価されたいと願っているバンドとは逆の方向へと進めてしまう。


はたして啓介は「クリシュナ」の解散を阻止できるのか……?