「あの子の三回忌じゃなかったら、こんなところに来なかったわ。どうして?どうして来たのよ、ねえ。あんたのせいであの子は死んだのに!」

 久しぶりに会った母に、そう罵倒された僕。兄の三回忌のことだった。
 何故、出来の良い兄が死んで、苛められっこでなんの才能もない僕が生きているのだろう。
 母の言葉…