ただの探偵には爆弾ガールは扱えない

作者夏野まりん

雨の降る深夜、繁華街。
ヤクザに連れていかれそうになった探偵の前に現れたのは、金髪美少女メイドだった。
ヤンキーと異能探偵の凸凹コンビが駆け抜ける、超特急ミステリー。

 ヤクザの大男を臆することなく殴り飛ばし、他人の自分を助けたヤンキーガールが目の前で職を失うのを見て、助手として雇うことにした探偵、志賀。

 雇われたものの、志賀はひ弱だし情弱だしで面倒を見るばかりだと思っていた助手の日野だったが、次第に志賀の異常な能力を目の当たりにしていく。

「なあ、アンタ、それどうやって知ったんだ」

「……さあ? 誰にでも知られたくないことって、あるでしょ。日野さんにも」

 お互いに秘密を抱えながらも協力できるようになりつつあった二人は、いつしか大きな事件に巻き込まれていく。


 ヤンキー女子×異能探偵の男女コンビが駆け抜ける、超特急ミステリースタート!



*表紙のイラストはYUMEMIさんhttps://maho.jp/users/15592098914039217633/worksがご好意で本作の登場人物二人を描いてくださったものを使わせて頂いています。無断転載はどうかご遠慮ください。