消えたい僕は、今日も彼女と夢をみる

作者月都七綺

『はっきりとした意識の中で見る夢』
クラスメイトは、たしかにそう言った。

周囲の期待の圧から解放されたくて、学校の屋上から空を飛びたいと思っている優等生の直江梵(なおえそよぎ)。
担任である日南菫(ひなみすみれ)の死がきっかけで、三ヶ月半前にタイムリープしてしまう。それから不思議な夢を見るように…