眉目秀麗なタタリ氏は快楽主義者であり、とある家門の当主である。
謎多き、悪名高き、一途な彼は、或る日のこと——「いくら払えば、愛してくれる?」無償の愛を、無限の金で買うことにした。
とある情報屋のタレコミ。「彼の家門は、裏世界に通じている」それは間違い。正しくは「裏世界そのものだ」







「いくら払えばいい?」





タタリ1