生まれつき妖が見え、かつ人見知りで引っ込み思案の環のもとに、口入れ屋が仕事を斡旋しに訪れる。依頼の内容は、名家九條家の当主の婚約者になること──。あまりにうさんくさい仕事だったが、高い給金につられ、環は引き受けることに。