帝都の西側に門を構える巴家で下働きをしている蓮華は、ダンスホール"カナリア"の夜会で、美麗な男に出会う。

「もう俯く必要はない。私のもとに、来なさい」

虐げられていた少女は、麗しき花に愛される。


蓮華の花は優しい愛を知る。